古代豪族「狭狭城山君」に関連するのでは


古墳登り口

史跡瓢箪山古墳

この古墳は滋賀県で最大級の規模を誇り、古墳時代前期(約一六,○○年前)に作られた、最古級の前方後円墳で、当時の蒲生・神崎両郡を支配していた古代豪族「狭狭城山君」に関連すると考えられています。昭和十年、土取り作業中、石棺が見つかったことを契機に、京都大学の手で発掘調査が実施され、その結果、前方部に二基の石棺、後円部に三基の竪穴式石室を持つことが明らかにされました。
特に後円部中央石室からは、銅鏡二面、鍬形石・石釧・車輪石などの腕飾り類、管玉、剣・刀、銅・鉄の鏃、短甲、斧、鎌、鉋などの遺物が出土しました。その種類の多彩で豊富なことから、被葬者は相当な権力者であったと推測されます。
この古墳から出土した遺物は、現在京都大学総合博物館で保管されていますが、「滋賀県立安土城考古博物館」で、実物大に復元された中央石室の模型の中に、鏡などの遺物の複製品が展示されており、発掘された当時の状況を見ることが出来ます。

安土町教育委員会


駐車場兼休憩場所
 


ここを登ると頂上


瓢箪山頂上


山中の通路